日々是好日

魂の声に沿って心と体を満たして生きる

人生で大切なたった一つのこと。

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こんにちは。圓岡由衣(まるおかゆい)です。

 

あなたにとって人生で大切にしていることは何ですか?30秒でも1分でもいいので一度考えてみてください。ひとつでもふたつでも構いません。

 

何が思い浮かびましたか?

 

なぜこのような問いかけをしたかと言うと、ある時ふと、人生で大切なたったひとつのことに気付いたからです。

 

あなたが思い浮かべたものはすべてあなたの大切なものに間違いありませんし、どれも正解です。

 

ただ、もっともっと根本に全てのベースになる、大切な大切な事がひとつあるのです。

改めて聞くと当たり前のように思うけれど、実際にその大切なことを一番に大切にしている人は少ないかもしれません。

 

今日はそんな話をしようと思います。

 

外側に意識を向けてきた過去

私はずっと外側に意識を向けて生きてきました。もちろん無意識に。

エンパス体質という人の感情やエネルギーを強く感じてしまう体質だったこともひとつ要因だとは思いますが、そうでなくても、外側を見る教育を受けてきた私たちは、おそらくほとんどの人が外側の世界ばかりを見ています。

 

外側の世界を見るというのは、言葉で表すと「普通こうだよね」「これが常識」「どうすべき?」「何歳くらいだったら、女だったら、男だったら、こうあらねば」ということです。

 

世間一般的と言う誰が決めたのかもよく分からない「普通」に合わせようとし、常識という思い込みに縛られ、だからこそどこかに幸せになる答えがあると思い込み、ひたすら外側に正解を求め続ける。相対的に見て自分がどうかというところで幸せを測る。

 

それが外側の世界を見るということです。

 

そうやって生きていると「本当の自分がどうしたいのか」「本当の自分がどう在りたいのか」「本当の自分はどう感じているのか」ということが分からなくなります。

 

私もそうして意識を外側に向けて生きてきました。ところが、その生き方ではとうとう生きられなくなったのです。

 

人生で大切なたった一つのこと。

今はもうクリアに思い出すことはできませんが、人生終わったなと絶望し、心身ともに疲弊していた時期がありました。人間関係も仕事も環境も全部が一瞬で流れていったような、そんなタイミングがありました。

今となっては、すべて今に繋がっていて、全て本当の自分を生きるためにズレた道を正す出来事だったんだなと心の底から思えますが、当時は心身共にエネルギーが尽きていて、どん底の気分を味わっていました。

 

そんな経験をしたことで意識が180度変わり、こうしてブログやワークショップなどで様々な発信をしているわけですが、そんな中で人生は非常にシンプルだということに気付きました。

 

私たちは外側に意識を向けてきたので、こんな私にならねばならないとか、こうあらねばならないとか、何歳になったらこうしなきゃとか、意識しているしていないに関わらず、そんな刷り込みが多かれ少なかれあるものです。

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う。というアインシュタインの言葉がありますが、その偏見のコレクションを握りしめて私たちは生きてきたわけです。

周りから外れまい、周りから遅れまいと無意識に。

 

そうすると本来の自分は無視され続け、本当の意味で心が満たされることはずっとありません。相対的に見て自分がその常識のどの位置にいるのかで幸不幸を判断することしかできないからです。

 

わたしはどん底の気分の中で

どうしてこんなにしんどいのか。

私はどうすれば幸せなのか。

どうすれば心が満たされるのか。

人生とはなんなのか。

 

来る日も来る日も自分の内側に問い続けました。

もうそれ以外にできる事がなかったからです。

 

そうしていくうちに、自分の首を絞めていた偏見コレクションや、過去に昇華することができずずっと握りしめてきた感情がひとつふたつとクリアになっていき、それに伴って自分が本当に感じていることが少しずつ感じられるようになってきたのです。

 

そしてそこでようやく気が付いたこと。それは

 

世の中に正解なんてものはなく、私たちが正解だと思っているものは全て幻想。

正解はいつも自分の中にある。

自分が心地良く感じる事、楽しく感じる事、しっくりくる事が正解であって、それ以上でも以下でもない。

 

ということです。

 

周りがどうか、一般的にどうか、常識的にどうか、ではなく、自分が心地良く感じているかどうか、しっくりくるかどうか、幸せであるかどうかが人生で唯一大切なことであり、それ以外に大事なことは何ひとつない。

 

そこに気付いた時、ふっと肩の力が抜けたように感じました。

 

大切なことほど見えない。

大切なことはいつも自分の中にあって、いつも本当はここにあるのに、大切なことほど見えないもの。それは外側ばかりに意識を向けているから。

灯台下暗しとはよく言ったものですね。

 

そして、正解は自分の中にあるんだ!感じればいいんだ!と気づき、そう頭で思っても、今まで外ばかり見てきた人が急に内側を見るってなかなか難しい。

もう何十年も右利きだったのを左利きにするのが難しいように、本当に難しい。

自分の体の感覚を感じればいいのね!と思っても今までその感覚を無視して頭で考えてきた人にとっては、これも同じく難しい。

私自身がそうでした。

 

でも、安心してほしいと思います。

 

自分の中に全部あるから。全部自分の中にあるということは自分が存在する限りその答えはどこにもいかない。ただ、その答えを見る、感じる訓練を自分のペースですればいいだけ。

 

そう信じて来る日も来る日も自分に向き合い続けると、だんだん分かってくるし、今まで受け入れられなかったことが受け入れられるようになってくる。

そう感じました。

 

幸せはひとそれぞれ

これまでの人生に何の疑いもなく生きてこられた人も、もちろん沢山いると思います。それはそれが、その人にとっての正解だからそれで良いのです。だけど、きっとこの記事を読んでいるあなたは、何かが違う。という違和感や、どう在れば自分は幸せなのだろうと感じていたり、自分の人生を見つめ直すタイミングにあるのではないかと思います。

 

そうでなければ、人生で大切なこと。というタイトルに惹かれることもないわけですから。

 

大切なことはそんなに多くありません。

むしろひとつしかありません。

 

『自分がどう感じるか』

ただそれだけ。思った以上のシンプルさですよね。

このシンプルが一番難しかったりするけれど、自分の人生なのだから、自分がどう感じるかに一番に耳を傾け、自分が心地よく感じる方向へ進むのは、当然の事かもしれませんね。

 

ということで、今日もここまで読んでいただきありがとうございます!