目に見えない世界ってあると思いますか?
私は、あると思うんですよね。信じてもらえなくてもいいんですけど、私が経験した不思議な出来事をまとめてみました。
◎死ぬ前に決まって現れる死神
私が小学4年生の頃、父方のおじいちゃんが病気で亡くなりました。
おじいちゃんが亡くなったあとで、おばあちゃんから聞いた話なのですが、おじいちゃんが亡くなる1週間ほど前に急に病室で壁を指差しながら、こんなことを言い出したそうです。
「死神が迎えに来とる。そこに立っとる。」
おばあちゃんにはもちろん見えない。もう意識がおかしくなっているのかと思いながら、その時は「そんなんおらへん。おらへんで。」と声をかけたそうです。
それだけだったら、まあ、おじいちゃんの意識がもうおかしくなっていたとしか言いようがないですよね。
それが5年前、従姉妹のおばあちゃんが亡くなったんですが、その時、従姉妹のおばあちゃんも、亡くなる1週間ほど前に、同じことを言っていたそうです。
「死神がそこに立ってる。迎えにきてる。」
◎窓の外にいる黒い服を着た人
死神の話を、大学の先生に話したときのこと。先生は医者で、若い頃、病院で働いていたときに、同じような経験をしたと話してくれました。
病室で患者さんと話していると、
「先生。窓の外に、黒い服着た人が立ってるんです。」
と言われたそうです。その1週間ほど後、その患者さんは亡くなり、またその病室には違う患者さんが入院してきました。
そしたら、次の患者さんも、同じように言ったそうです。
「先生。窓の外に、黒い服を着た人が立ってるんです。」
そしてまた1週間ほど後にその患者さんは亡くなったそうです。
先生には見えない。「いませんよ。」と言いながらも、さすがに2回続けて、しかも全く関係のない人に言われて、ちょっとゾッとしたと話してくれました。
◎耳に走った電流
3年ほど前、母方のおじいちゃんが入院していて、毎日のようにお見舞いに行っていました。ある日のお昼頃、お母さんから、「もうおじいちゃん危篤状態やねん。」とメールが入り、学校からの帰りに急いで病院に向かっていました。
そのとき、イヤホンで音楽を聴いていたんですが、病院が見えてきた!と思った瞬間、耳にバチッと電流が走ったんです。
とりあえず、イヤホンを慌てて外して、時間を確認して、病院へ急ぎました。
病院に着いたとき、お母さんがタイミングよく入り口にいて、
「おじいちゃん、さっき亡くなってん。ほんまについさっき。◯時◯分やったわ、先生が言わはったん。かわいそうやけど、もう、仕方ないな。」と。
私はこの時ゾッとしました。
それは、耳に電流が走ったときの時間と、おじいちゃんが亡くなった時間が同じだったから。それも、1分も違わず。
おじいちゃん、何か伝えにきたのかな。
◎大事な書類の場所
おじいちゃんは突然体調が悪くなって、1ヶ月ほど入院して亡くなりました。
あまりに急だったから、なんの手続きも済んでいない。
そのいろんな手続きを、お母さんがやっていたんですが、書類の場所がわからない。
「おじいちゃん、どこになおしてんねやろ。あの書類なかったら困るわぁ。」
とお母さんが言うと、ふと私の頭に言葉が思い浮かんだんです。
「二階の物置きの中の引き出しの中に置いてあるねん。」
まさかなーーと思ったし、私もおじいちゃんが亡くなってショックだったこともあって、どうかしてるのかなとは思ったけど、とりあえず、お母さんにそれを伝えました。
そしたら次の日、
「ゆい!あったわ!あんたが言うてた二階の物置きの引き出しの中に!」
またちょっとゾッとした。
だって、二階の物置に引き出しがあるっていうこと、私は知らなかったから。
◎目に見えない世界はあると思う
私には幽霊とか、おばけとかそんなの全く見えないけど、こんな経験を通して、やっぱり目に見えない世界はあるんだと思っています。(結構まじめに)
死神って人を呪うとかあんまり良いイメージがなかったけれど、そういうのじゃない気がしていて、寿命を全うして、人生の幕を下ろそうとしているときに、ふっと迎えに来てくれる。もうすぐあの世ですよって教えに来るんじゃないかなと。
不思議なこと、あるもんですね。